
献立はまとめて立てよう
毎日の家事の中でも、特に負担が大きいのが食事の支度ではないでしょうか。食事の支度は料理をするだけではありません。食材を買ったり、献立を立てたりしなければなりません。そして多くの方が、献立を立てることにストレスを感じています。「今日の夕飯、何にしよう」と、多くの方が毎日頭を悩ませているのです。
献立を立てることは面倒ですが、まとめて何日分かを立てることで、効率を良くすることが出来ます。毎日献立を考えるよりもまとめて立てた方が、考える時間を減らすことが出来ます。そして何よりも、毎日頭を悩ませる必要がなくなります。献立が決まっていれば、あとはその通りに作るだけなので、気持ち的にも負担が軽くなるはずです。買い物も計画的に出来るので、買い物の回数や時間を減らすことも出来ます。食材を無駄にすることもありません。まとめて献立を立てることで、食事のパターンにもメリハリをつけやすくなりますし、栄養のバランスも良くなります。
献立をまとめて立てると、料理や買い物の負担を減らし、毎日の食事の質を上げることが出来るのです。
献立の立て方
献立の立て方やコツをご紹介していきます。
献立はまとめて立てる
献立は、1週間分または3~4日分をまとめて考えます。1週間分考えるのが負担な場合は、3~4日分を立てます。買い物が週1回なら1週間分、週2回なら3~4日分と、買い物の回数に合わせても良いでしょう。
在庫をチェックしてから買い物に行く
賞味期限切れなど食材を無駄にしないように、また同じものをダブって買わないように、まずは在庫をチェックします。そして、必要な日数分の食材を買いに行きます。ある程度メニューを考えてから買い物に行っても良いですし、特売品などお得な食材を買ってきて、あとからメニューを考えても良いです。
一汁二菜または一汁三菜で献立を考える
栄養バランスの良い献立を立てるためには、ご飯などの主食、主菜1品、副菜1~2品、汁物の組み合わせで考えます。主菜には肉や魚、副菜には野菜、キノコ類、海藻類などを使います。
賞味期限の近い食材から献立に組み入れる
賞味期限の近い食材、傷みやすい食材から先に使うように、献立を立てていきます。例えば野菜は傷みやすい葉物を先に使い、日持ちがする根菜類はあとから使うといった具合です。
食材、調理法、味付けが重ならないようにバランス良く
肉や魚などの食材が毎日同じものが続かないように、バランス良く献立を立てます。肉は豚肉、鶏肉、牛肉、ひき肉をバランス良く入れていきます。調理法も焼く、炒める、煮る、揚げる、蒸すをバランスよく取り入れていくと、マンネリ化せずに済みます。主菜副菜を考える時も、調理法や味付けが重ならないようにすると、メリハリのきいた献立になります。
曜日ごとにパターンを作っても良い
月曜日は肉、火曜日は魚、水曜日は丼物など、曜日によってパターンを決めても良いでしょう。献立が立てやすくなります。予定通りにいかない場合は、入れ替えればOKです。
定番メニューをもつ
得意料理や家族に好評だったメニューなどをリストアップしておくと、献立を立てる時に役立ちます。レシピをまとめておいても良いでしょう。
副菜は作り置きができるものがラク
副菜は作り置きができるものにすると、夕飯だけでなく朝食やお弁当にも使うことが出来て重宝します。
下処理はまとめて
切ったり茹でたりといった下処理は、何日分かまとめてやっておくと時短になります。例えば今日の夕飯用の玉ねぎを切る時に明日の分も切っておく、今日の夕飯用のブロッコリーを茹でる時に明日の分のほうれん草も茹でておくといった具合です。まとめて献立を立てることで、効率的に食材の下処理をすることが出来ます。
さいごに
献立を立てたからといって、必ずしもその通りにしなければいけないわけではありません。家族で夕飯がいらない人が出るかもしれませんし、頂き物をしてそちらを先に食べなければいけないこともあるかもしれません。献立に縛られ過ぎずに、入れ替えたり変更したり、臨機応変に対応することがストレスを溜めないコツです。